G7、新たな対ロシア制裁準備で結束=米当局筋

[広島 19日 ロイター] - 米当局者は19日、主要7カ国(G7)首脳会議(広島サミット)の開催を前に、G7各国はロシアを対象とした新たな制裁と輸出規制を課す準備を進めていることを明らかにした。
サミットでは、ウクライナ侵攻が重要な議題となる見通し。米国はロシア企業や銀行、個人に対する厳しい制裁を先駆けて行っている。会合では、ウクライナを支援しロシアを批判するというG7の決意を再確認するとみられる。
米当局者は19日、主要7カ国(G7)首脳会議(広島サミット)の開催を前に、G7各国はロシアを対象とした新たな制裁と輸出規制を課す準備を進めていることを明らかにした。(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)
米政府関係者は18日、会合に先立ち記者団に、G7の最新の取り組みは、ロシアが戦争に必要な資材を入手することを防ぎ、制裁逃れの抜け穴を塞ぐほか、ロシアのエネルギーへの国際的依存をさらに減らし、ロシアの国際金融システムへのアクセスを狭めることを目的としていると表明。「ロシアに対する制裁を強化し続けるというわれわれのコミットメントは昨年同様に強い」と述べた。
また、「ロシアの残忍な行動」に対してG7が可能な限り協調性を保つよう、米政府は欧州連合(EU)や英国と密接に協調し必要な措置を講じると述べた。
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